「spume」
2017_09_26
「spume」という新曲を作りました。
江ノ島の港で波の音を録りためたものを編集して作りました。
素材の音が心地良いので、それをそのまま前面に押し出すような形で
素材と相性の良い音源を足しながら曲にしていきました。
オーディオ素材を元にするということは、最初の段階で
既に自分で意識的に作り上げたものではないものが存在する訳なので
何かしらのハプニングから曲作りがスタートするという事になります。
「素材がこうなっているなら、こうするのがいいや」と
受け身から始まり、盆栽の手入れをやっているような、自然と向き合ってるような気分になります。
それで最近思うのですが、ハプニング主体で「こうすべき」といういくつかの意識が働いて
曲が形作られていく訳ですから、曲の作り自体が「複雑系」みたいだなと思います。
人工的な建造物ができたというよりは、イワシの群れが勝手にできたみたいな。
もちろん「こうすべき」の選択の中に作家性は存在すると思うのですが
意識と無意識の狭間でできたもののように感じます。
そうやって作られたものの方が、最近聴いていて面白い。
それはさておき、実際に自分が海底に潜ったり海面に出たり、浮き沈みをしているような錯覚があって
それが不思議と音楽になっている部分を楽しんでもらえればなと思います。
saegusa
「spume」という新曲を作りました。
江ノ島の港で波の音を録りためたものを編集して作りました。
素材の音が心地良いので、それをそのまま前面に押し出すような形で
素材と相性の良い音源を足しながら曲にしていきました。
オーディオ素材を元にするということは、最初の段階で
既に自分で意識的に作り上げたものではないものが存在する訳なので
何かしらのハプニングから曲作りがスタートするという事になります。
「素材がこうなっているなら、こうするのがいいや」と
受け身から始まり、盆栽の手入れをやっているような、自然と向き合ってるような気分になります。
それで最近思うのですが、ハプニング主体で「こうすべき」といういくつかの意識が働いて
曲が形作られていく訳ですから、曲の作り自体が「複雑系」みたいだなと思います。
人工的な建造物ができたというよりは、イワシの群れが勝手にできたみたいな。
もちろん「こうすべき」の選択の中に作家性は存在すると思うのですが
意識と無意識の狭間でできたもののように感じます。
そうやって作られたものの方が、最近聴いていて面白い。
それはさておき、実際に自分が海底に潜ったり海面に出たり、浮き沈みをしているような錯覚があって
それが不思議と音楽になっている部分を楽しんでもらえればなと思います。
saegusa
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「editorial office」オーディション入選
2017_09_05
新曲「editorial office」がRADIO SAKAMOTOのデモテープオーディションに入選しました。
これで1年続けての入選となります。
「良い」とお褒めいただく以外にも今回はいろいろコメントいただきました。
「音のすき間の取り方が気持ちいい」「作曲の仕方を変えたみたいだけど、ちゃんといつもの個性が出ている」
「ミックスが上手い」「この人なんだろう、デザイナーとかかな?」とか(笑)
スゴク励みになります。
で、僕はデザイナーではなく、ホールに小屋付いたり、PA会社にお世話になったり諸々
裏方の音響です。(現在、都合により滞ってしまっていますが......)
よっていろいろな音楽を聴いてはいるのですが、ちゃんとした音楽教育は受けていないので
あえて奏者の模倣はやめて独自の表現方を考えようと当初から思っていました。
そう思ってる人には、DAWとかDTMはスゴク適したツールで
特殊な技術や知識が無くても、イメージやアイデアをすぐに形として具体化できる。
なので僕個人としては、一般的に思われている「音楽はレッスンに通って型から入るもの」というよりは
これからもっと「日記や絵画のように子供でも自由に表現ができるもの」として
もう少し発展していって欲しいなと思っています。
音楽制作自体はライフワークとしてずっとやっていければと思っています。
saegusa
新曲「editorial office」がRADIO SAKAMOTOのデモテープオーディションに入選しました。
これで1年続けての入選となります。
「良い」とお褒めいただく以外にも今回はいろいろコメントいただきました。
「音のすき間の取り方が気持ちいい」「作曲の仕方を変えたみたいだけど、ちゃんといつもの個性が出ている」
「ミックスが上手い」「この人なんだろう、デザイナーとかかな?」とか(笑)
スゴク励みになります。
で、僕はデザイナーではなく、ホールに小屋付いたり、PA会社にお世話になったり諸々
裏方の音響です。(現在、都合により滞ってしまっていますが......)
よっていろいろな音楽を聴いてはいるのですが、ちゃんとした音楽教育は受けていないので
あえて奏者の模倣はやめて独自の表現方を考えようと当初から思っていました。
そう思ってる人には、DAWとかDTMはスゴク適したツールで
特殊な技術や知識が無くても、イメージやアイデアをすぐに形として具体化できる。
なので僕個人としては、一般的に思われている「音楽はレッスンに通って型から入るもの」というよりは
これからもっと「日記や絵画のように子供でも自由に表現ができるもの」として
もう少し発展していって欲しいなと思っています。
音楽制作自体はライフワークとしてずっとやっていければと思っています。
saegusa