「poise」
2018_09_12
「poise」という曲を作りました。
「バランス」、「安定」、「身のこなし」などの意味があるのですが
生活の所作音楽のようなものを作ろうと考えました。
ある本で「戦後の日本人の身体からは所作が無くなった」と書いてあったのですが
確かに布団の上げ下ろしとか、手洗いの洗濯とか、反復によって身体で覚える所作は
生活から減っていき、洋式スタイルや最新の機械を前に
ギクシャク戸惑っている感じもあります。
時間を等分割しないで、そのまま身を持て余しているリズムで曲を作った方が
リアリティがあるのではないかと、いつからか考えるようになりました。
「poise」はそういう曲です。
音源として、ほうき、木の角材、チェーン、レンガを使い、間合いだけを考えて
録音していきました。
甥っ子に即興で「最近あった話」をしてもらい、それも間合いを考えて編集しました。
声がひそひそ声なのは、その方が背景の音とマッチするかなと思ったからです。
曲中で、掃除をしていて「ピンクのやつを吸ってしまった」と言ってますが
確か「ピンクの液体」と言っていた気がするので、洗剤かワックスか何かのことだと思います。
先生から「体に毒だ」とかなんとか言われていた液体の匂いを吸ってしまったと。
「そんなこと気にしてるの?」という感じですが、聞いて欲しいのは内容より響きです。
日本語の響きには、最近興味があります。
saegusa
「poise」という曲を作りました。
「バランス」、「安定」、「身のこなし」などの意味があるのですが
生活の所作音楽のようなものを作ろうと考えました。
ある本で「戦後の日本人の身体からは所作が無くなった」と書いてあったのですが
確かに布団の上げ下ろしとか、手洗いの洗濯とか、反復によって身体で覚える所作は
生活から減っていき、洋式スタイルや最新の機械を前に
ギクシャク戸惑っている感じもあります。
時間を等分割しないで、そのまま身を持て余しているリズムで曲を作った方が
リアリティがあるのではないかと、いつからか考えるようになりました。
「poise」はそういう曲です。
音源として、ほうき、木の角材、チェーン、レンガを使い、間合いだけを考えて
録音していきました。
甥っ子に即興で「最近あった話」をしてもらい、それも間合いを考えて編集しました。
声がひそひそ声なのは、その方が背景の音とマッチするかなと思ったからです。
曲中で、掃除をしていて「ピンクのやつを吸ってしまった」と言ってますが
確か「ピンクの液体」と言っていた気がするので、洗剤かワックスか何かのことだと思います。
先生から「体に毒だ」とかなんとか言われていた液体の匂いを吸ってしまったと。
「そんなこと気にしてるの?」という感じですが、聞いて欲しいのは内容より響きです。
日本語の響きには、最近興味があります。
saegusa
スポンサーサイト