屋内での録音、新曲「writing」
2020_11_20
新曲「writing」を作りました。
今回は屋内での録音で「紙と鉛筆」をテーマに。
テーマにと言っても、パソコンやスマホのせいで「ページをめくる」とか「ものを書く」といった
行為が極端に減り、それらの音に再度埋もれてみたいという衝動だけの曲です。
更にやって行くうちに紙を破りたい衝動も出てきて......破った音も入ってます。
音源は、鉛筆、サインペン、ボールペン、文庫本、雑誌、新聞紙、紙袋。
所作音にキャラクターがあるというのが面白くて、そういう録音・編集をしました。
「ドタドタと廊下を歩いてくる」とか「コトコトと静かに台所で料理する」とか
「誰(どういう人)が出している音か」というキャラクターが欲しかった。
具体的に言うと、キレのあるガサガサ音を出すとか、音を細切れに切って
それらをズラして合わせて行って、こぶしの様なグルーブが出たらOKにするとか。
なので一音一音を組み立てて行くというよりは、とりあえず思い付きで録ってみる。
で、音の入ったバケツをひっくり返して、それらの中身を整理して行く感じです。
曲の流れがぎこちなく不自然になったところは補足調整して。
本来、紙がガサガサ鳴ってたり擦れている音を編集するのは、トラックが増えてくると
混沌としがちで難しいのですが、そこは頑張って何とか整理しました。
楽器音源も合わせてみたのですが、邪魔になってしまって止めました。
最近、楽器とか演奏をあまり聴く気になれず、その分環境音を聴く比率が増えました。
コロナ禍によって増えた静寂、より意識するようになった環境音。
鳥の鳴き声が聞こえて、風で木が揺らぐ音が聞こえて。
コンサートなどの催しが減って、環境音を聞く機会が増えたと。
紙と鉛筆で作った曲は貧しいのか、価値は無いのか。
僕は土壌が豊かになったと取っています。
saegusa
新曲「writing」を作りました。
今回は屋内での録音で「紙と鉛筆」をテーマに。
テーマにと言っても、パソコンやスマホのせいで「ページをめくる」とか「ものを書く」といった
行為が極端に減り、それらの音に再度埋もれてみたいという衝動だけの曲です。
更にやって行くうちに紙を破りたい衝動も出てきて......破った音も入ってます。
音源は、鉛筆、サインペン、ボールペン、文庫本、雑誌、新聞紙、紙袋。
所作音にキャラクターがあるというのが面白くて、そういう録音・編集をしました。
「ドタドタと廊下を歩いてくる」とか「コトコトと静かに台所で料理する」とか
「誰(どういう人)が出している音か」というキャラクターが欲しかった。
具体的に言うと、キレのあるガサガサ音を出すとか、音を細切れに切って
それらをズラして合わせて行って、こぶしの様なグルーブが出たらOKにするとか。
なので一音一音を組み立てて行くというよりは、とりあえず思い付きで録ってみる。
で、音の入ったバケツをひっくり返して、それらの中身を整理して行く感じです。
曲の流れがぎこちなく不自然になったところは補足調整して。
本来、紙がガサガサ鳴ってたり擦れている音を編集するのは、トラックが増えてくると
混沌としがちで難しいのですが、そこは頑張って何とか整理しました。
楽器音源も合わせてみたのですが、邪魔になってしまって止めました。
最近、楽器とか演奏をあまり聴く気になれず、その分環境音を聴く比率が増えました。
コロナ禍によって増えた静寂、より意識するようになった環境音。
鳥の鳴き声が聞こえて、風で木が揺らぐ音が聞こえて。
コンサートなどの催しが減って、環境音を聞く機会が増えたと。
紙と鉛筆で作った曲は貧しいのか、価値は無いのか。
僕は土壌が豊かになったと取っています。
saegusa
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