新曲「plastic waste」
2021_05_24
「plastic waste」(プラスチックゴミ)という曲を作りました。
作ったきっかけは、数年前に海の家のクラブ化による騒音がニュースになっていて。
実際にクラブ化した砂浜を歩いて横切った時に
波の音を全部かき消してしまうくらいの轟音に驚いた記憶があって
「それなら波の音に自分の音を混ぜて行く様なライブスタイルはどうだろう?」と思い
「自分ならこういう音を足す」という発想で曲を作りました。
で、僕が連想したのは、海洋プラスチックゴミ問題でした。
僕が波の音に足したのは、プラスチック音、金属部品音、電子音、磯の音などです。
浜辺に不似合いそうな音を選びました(笑)
その人が思い描いたイメージによって、風景が心象風景へと変わって行く様が面白いかなと。
「海や森の音の上から演奏を加える」というのは良くありそうですが
「自然音・環境音が形を変える」という発想はあまり聞かないので
「風景に手を加えてみる」という感じを試してみました。
演奏の背景(ムード)として使う自然音・環境音て、そもそもあまり好きじゃないんです。
双方のバランスがいいもの、もしくは逆の方が全然面白い。
音的には、関係無い音をいろいろと足して行く訳ですから、自然に聞こえる加工を施しました。
それぞれの音素材の魅力がベースにあるので、原型を崩さないようにまとめる感じです。
ミックスは、波にかき消されてしまう部分もあるのですが、そこは消されてもいいやと。
多分、そのスタイルで浜辺にスピーカーを立てたライブやDJも出来ると思います。
生でやった方が、ステレオの曲にしてしまうより立体的に聞こえて面白いかなと思います。
波がザザーッと来たら、それに合わせて音を出すとか。
波の周期もある訳で、「自然の側に合わせる」という面白さがあるのではないでしょうか。
プラスチックゴミ問題に関しては、利便性を追求したが故にポイ捨てしたゴミが
排水溝から川に、川から海に、海洋生物から人間の体内に返ってくると。
海に広がったマイクロプラスチックは回収できない、体内に吸収されたプラスチックは
取り除けないというリスクがあるのだけど、その有害性は未知数。
未知数が故に問題解決への一歩がちゃんと踏み出せないと。
今も海洋生物が窒息したり傷ついたりはしていますが
被害がより明確に解明された時には既に手遅れかもしれないという怖さがありますね。
saegusa
「plastic waste」(プラスチックゴミ)という曲を作りました。
作ったきっかけは、数年前に海の家のクラブ化による騒音がニュースになっていて。
実際にクラブ化した砂浜を歩いて横切った時に
波の音を全部かき消してしまうくらいの轟音に驚いた記憶があって
「それなら波の音に自分の音を混ぜて行く様なライブスタイルはどうだろう?」と思い
「自分ならこういう音を足す」という発想で曲を作りました。
で、僕が連想したのは、海洋プラスチックゴミ問題でした。
僕が波の音に足したのは、プラスチック音、金属部品音、電子音、磯の音などです。
浜辺に不似合いそうな音を選びました(笑)
その人が思い描いたイメージによって、風景が心象風景へと変わって行く様が面白いかなと。
「海や森の音の上から演奏を加える」というのは良くありそうですが
「自然音・環境音が形を変える」という発想はあまり聞かないので
「風景に手を加えてみる」という感じを試してみました。
演奏の背景(ムード)として使う自然音・環境音て、そもそもあまり好きじゃないんです。
双方のバランスがいいもの、もしくは逆の方が全然面白い。
音的には、関係無い音をいろいろと足して行く訳ですから、自然に聞こえる加工を施しました。
それぞれの音素材の魅力がベースにあるので、原型を崩さないようにまとめる感じです。
ミックスは、波にかき消されてしまう部分もあるのですが、そこは消されてもいいやと。
多分、そのスタイルで浜辺にスピーカーを立てたライブやDJも出来ると思います。
生でやった方が、ステレオの曲にしてしまうより立体的に聞こえて面白いかなと思います。
波がザザーッと来たら、それに合わせて音を出すとか。
波の周期もある訳で、「自然の側に合わせる」という面白さがあるのではないでしょうか。
プラスチックゴミ問題に関しては、利便性を追求したが故にポイ捨てしたゴミが
排水溝から川に、川から海に、海洋生物から人間の体内に返ってくると。
海に広がったマイクロプラスチックは回収できない、体内に吸収されたプラスチックは
取り除けないというリスクがあるのだけど、その有害性は未知数。
未知数が故に問題解決への一歩がちゃんと踏み出せないと。
今も海洋生物が窒息したり傷ついたりはしていますが
被害がより明確に解明された時には既に手遅れかもしれないという怖さがありますね。
saegusa
スポンサーサイト
屋上セッション「clatter」映像制作
2021_05_12
屋上でのセッション映像を作りました。
曲名は「clatter」、カタカタとした音を意味します。
昨年からコロナ禍により、ライブをするのが難しい状況の中
「地下が難しいのであれば、屋上では?」という単純な発想の下
Radio Sakamotoオーディションの常連さんでもあるEsolagotoさんを誘って
屋上セッションをしてみました。
「屋上の解放感と共に、出したい音を鳴らしてみる」ということで
僕はこのところ身の回りの生活音から曲を作っていたので
生活雑貨を中心に音源として使いました。
で、「clatter」(カタカタ)です。
解放感と共に好き勝手やってる感じも、コンセプトに含まれています(笑)
まず2人で原曲を作り、本番で2人のPCを同時に走らせ
僕の方は「ここからここまではこの音を鳴らす」「ここでこの音を鳴らす」と
リージョンを追いながら進行して行く演奏スタイルです。
Esolagotoさんも僕のパートのリージョンを目視しながらパラメーターをいじっています。
なので外枠は決まっていますが、枠の中ではかなり即興性が強い演奏です。
大きく分けて、結果的にそうなったのですがEsolagotoさんがサンプリング、エレクトロ音源で
僕が生活雑貨の生音源とサンプリングアタック音という役割分担です。
映像では分かりづらいですが、僕もSP-404からブラスアッタク音やノイズ音や
鳩笛音なども出していたりして、全く相手と関係ないことをやっている訳ではなく(笑)
一応アレンジ的に入り組んではいます。
Esolagotoさんとは以前もコラボ曲を作ったのですが、僕が音を出す時になると
「どうぞ」とばかりに音を抜くので、僕が何かしようとするとブレイクになるというのが
パターンになってますね(笑)
気遣いありがとうございます(笑)
映像の撮影と編集は、いつもMVをやってくれている紗幸さんです。
今回はご自身のカメラを持ち込みで、「引き」と「寄り」のテイクを撮影し
編集でまとめてくれました。
カラーだと視覚情報が多過ぎて、なかなか音楽に気が行かないので
モノクロ映像にしてもらえて良かったと思います。
収録日は緊急事態宣言の出る前日で、一日で終わらせないといけない撮影でしたが
ゆったりペースで半日で終わりました。
集客はしていませんが、モニターにそれ程の音量も必要無く、換気の心配も無く
何より開放的な気持ちで制作出来たので良かったです。
saegusa
屋上でのセッション映像を作りました。
曲名は「clatter」、カタカタとした音を意味します。
昨年からコロナ禍により、ライブをするのが難しい状況の中
「地下が難しいのであれば、屋上では?」という単純な発想の下
Radio Sakamotoオーディションの常連さんでもあるEsolagotoさんを誘って
屋上セッションをしてみました。
「屋上の解放感と共に、出したい音を鳴らしてみる」ということで
僕はこのところ身の回りの生活音から曲を作っていたので
生活雑貨を中心に音源として使いました。
で、「clatter」(カタカタ)です。
解放感と共に好き勝手やってる感じも、コンセプトに含まれています(笑)
まず2人で原曲を作り、本番で2人のPCを同時に走らせ
僕の方は「ここからここまではこの音を鳴らす」「ここでこの音を鳴らす」と
リージョンを追いながら進行して行く演奏スタイルです。
Esolagotoさんも僕のパートのリージョンを目視しながらパラメーターをいじっています。
なので外枠は決まっていますが、枠の中ではかなり即興性が強い演奏です。
大きく分けて、結果的にそうなったのですがEsolagotoさんがサンプリング、エレクトロ音源で
僕が生活雑貨の生音源とサンプリングアタック音という役割分担です。
映像では分かりづらいですが、僕もSP-404からブラスアッタク音やノイズ音や
鳩笛音なども出していたりして、全く相手と関係ないことをやっている訳ではなく(笑)
一応アレンジ的に入り組んではいます。
Esolagotoさんとは以前もコラボ曲を作ったのですが、僕が音を出す時になると
「どうぞ」とばかりに音を抜くので、僕が何かしようとするとブレイクになるというのが
パターンになってますね(笑)
気遣いありがとうございます(笑)
映像の撮影と編集は、いつもMVをやってくれている紗幸さんです。
今回はご自身のカメラを持ち込みで、「引き」と「寄り」のテイクを撮影し
編集でまとめてくれました。
カラーだと視覚情報が多過ぎて、なかなか音楽に気が行かないので
モノクロ映像にしてもらえて良かったと思います。
収録日は緊急事態宣言の出る前日で、一日で終わらせないといけない撮影でしたが
ゆったりペースで半日で終わりました。
集客はしていませんが、モニターにそれ程の音量も必要無く、換気の心配も無く
何より開放的な気持ちで制作出来たので良かったです。
saegusa