新曲「波音」
2022_11_26
江ノ島に行った時の波の音で「波音」という曲を作りました。
岬と磯を歩いて、良かったポイント3か所で録音したものを編集した曲です。
録音日はそれほど波は高くない日だったのですが、オンで録ったら迫力のある音だったので
そのままアグレッシブな感じの曲に仕上げました。
波とは一見合わなそうな信号音の様な電子音を混ぜて対比させてみました。
釣り人に交じって録音していたのですが、女性一人で来ている釣り人もいてカッコ良かったです。
潮の満ち引きでも音が変わるので、何度か通わないとその場所の音を把握しきれないかもしれません。
とにかく歩き回って好きなポイントをチェックし、マイクの距離や角度を探ります。
フィールドレコーディングして持ち帰った波の音を聴くだけでも癒されるのですが
2chステレオに変換した音を家で実際に現場で聴いた時と同じ様な気持ちで
聴くかというと、なかなか普段聴こうとは思いません。
それを聴くなら旅行や散歩に行って、実際の音を聴きたくなります。
やはり全くの別物ですから。
それならば、少し手を加えてリスニングとしての面白味を出せないかと考えています。
とは言え、波はあまり規則性が無いので、どう入って行けば(管理すれば)良いのかが難しいところです。
僕の場合は、波の音を数秒間に区切って、それに合わせながら「そう来たなら、こうする」と
自分の主張も交差させながら組み立てるという手法を取りました。
聴いていて規則性がある様な無い様な感じがするのは、そこだと思います。
本来、波には規則性は無いのですが、「あるような気もする」というところで意識を引っ掛ける事で
「リスニングとして成立するのでは?」という発想です。
また、受動的な部分と能動的な部分が交差する事で、なんとなく波を操っている様にも聞こえます。
サンプリングのMIDI打ちの発想で完全に制御しちゃうと、そうは感じないと思います。
ちなみにシンセのプルプルプルという信号音ですが、「プルプルで行くかプルプで止めるか」とか
「プルが幾つ並んで」とか、一応こだわっています(笑)
いずれにせよプログラミング制御ではなく、アナログ的な手業作業が主です。
相手が無秩序な波なので、こちらも自分の持っている意識と無意識を交差させて
許容しながら合わせて行くという「自分も(人間も)自然だ」という概念によるものです。
saegusa
江ノ島に行った時の波の音で「波音」という曲を作りました。
岬と磯を歩いて、良かったポイント3か所で録音したものを編集した曲です。
録音日はそれほど波は高くない日だったのですが、オンで録ったら迫力のある音だったので
そのままアグレッシブな感じの曲に仕上げました。
波とは一見合わなそうな信号音の様な電子音を混ぜて対比させてみました。
釣り人に交じって録音していたのですが、女性一人で来ている釣り人もいてカッコ良かったです。
潮の満ち引きでも音が変わるので、何度か通わないとその場所の音を把握しきれないかもしれません。
とにかく歩き回って好きなポイントをチェックし、マイクの距離や角度を探ります。
フィールドレコーディングして持ち帰った波の音を聴くだけでも癒されるのですが
2chステレオに変換した音を家で実際に現場で聴いた時と同じ様な気持ちで
聴くかというと、なかなか普段聴こうとは思いません。
それを聴くなら旅行や散歩に行って、実際の音を聴きたくなります。
やはり全くの別物ですから。
それならば、少し手を加えてリスニングとしての面白味を出せないかと考えています。
とは言え、波はあまり規則性が無いので、どう入って行けば(管理すれば)良いのかが難しいところです。
僕の場合は、波の音を数秒間に区切って、それに合わせながら「そう来たなら、こうする」と
自分の主張も交差させながら組み立てるという手法を取りました。
聴いていて規則性がある様な無い様な感じがするのは、そこだと思います。
本来、波には規則性は無いのですが、「あるような気もする」というところで意識を引っ掛ける事で
「リスニングとして成立するのでは?」という発想です。
また、受動的な部分と能動的な部分が交差する事で、なんとなく波を操っている様にも聞こえます。
サンプリングのMIDI打ちの発想で完全に制御しちゃうと、そうは感じないと思います。
ちなみにシンセのプルプルプルという信号音ですが、「プルプルで行くかプルプで止めるか」とか
「プルが幾つ並んで」とか、一応こだわっています(笑)
いずれにせよプログラミング制御ではなく、アナログ的な手業作業が主です。
相手が無秩序な波なので、こちらも自分の持っている意識と無意識を交差させて
許容しながら合わせて行くという「自分も(人間も)自然だ」という概念によるものです。
saegusa
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