新曲「紙箱」
2023_04_10
紙箱とタイプライターの音を合わせて「紙箱」という曲を作りました。
コモンズの「私のスケッチ」企画で録音した「竹炭」と「振鈴」の作品化を終えて
教授の訃報を受けた直後に作った曲と言うことで、どうなるかなと。
とても落胆しましたが、制作は続けようと。
基本的に以前の路線と変わっていませんが、いつもよりちょっと悩み考えて
作り終えた時には頭がボーッとなりました。
一つは、分かり易いシンセパッドなどは入れたくなかったのですが
入れないとあまりにも混沌とし過ぎて、曲として掌握できないという点。
パッドを入れると曲が安定してしまうので、面白味に欠けてしまう。
そこで、妥協点として最低限の部分に絞って入れてみました。
それはパッド、ストリングスに限らず、最近は楽器全体に対して思うことかもしれません。
もう一つは、旋律に当たる部分をどうするかということで、これも音程やレベルなどが
安定して欲しくない。
紙箱もタイプライターも、どちらかと言うと打楽器の様な音なので
何か不安定な音階を感じるものは無いかと、笛を尺八のように吹いてみたり。
その音も少し入っているのですが、メインはいつものギィ~という鉄の軋み音が良いと。
が、いわゆる上もの的なものに関しては、まだまだ課題多しかなと思っています。
それはベースやバスドラの様な低域を補うものに関しても然りです。
いずれにせよ、なるべく自由に音を発して、合理性は補う程度に機能すれば良いかなと
思っています。
ところで、よく頭の中であるメロディがずっと鳴っていて離れないという事がありますが
今、紙箱のカタカタ鳴る音が頭の中でずっと鳴っています。
メロディだけじゃ無く、音もそうなんですね。
使ったタイプライターは、近所の古道具屋で見付けたイタリアのデザイナー・建築家の
マリオ・ベリーニによるもので、見かけも音も良かったです。
70%オフになっていて3,000円しませんでした。
紙箱に注目した理由は、箱状や筒状など、周りを囲う様な形状の物は、蓋の開閉で
カットオフフィルターの様な音の変化が楽しめるので。
南部鉄器の鉄瓶なども良い音がしますが、そちらはちょっと高いので買いませんが。
このまま曲制作のテンポを少し上げて、またライブなども出来るといいなと思っています。
saegusa

紙箱とタイプライターの音を合わせて「紙箱」という曲を作りました。
コモンズの「私のスケッチ」企画で録音した「竹炭」と「振鈴」の作品化を終えて
教授の訃報を受けた直後に作った曲と言うことで、どうなるかなと。
とても落胆しましたが、制作は続けようと。
基本的に以前の路線と変わっていませんが、いつもよりちょっと悩み考えて
作り終えた時には頭がボーッとなりました。
一つは、分かり易いシンセパッドなどは入れたくなかったのですが
入れないとあまりにも混沌とし過ぎて、曲として掌握できないという点。
パッドを入れると曲が安定してしまうので、面白味に欠けてしまう。
そこで、妥協点として最低限の部分に絞って入れてみました。
それはパッド、ストリングスに限らず、最近は楽器全体に対して思うことかもしれません。
もう一つは、旋律に当たる部分をどうするかということで、これも音程やレベルなどが
安定して欲しくない。
紙箱もタイプライターも、どちらかと言うと打楽器の様な音なので
何か不安定な音階を感じるものは無いかと、笛を尺八のように吹いてみたり。
その音も少し入っているのですが、メインはいつものギィ~という鉄の軋み音が良いと。
が、いわゆる上もの的なものに関しては、まだまだ課題多しかなと思っています。
それはベースやバスドラの様な低域を補うものに関しても然りです。
いずれにせよ、なるべく自由に音を発して、合理性は補う程度に機能すれば良いかなと
思っています。
ところで、よく頭の中であるメロディがずっと鳴っていて離れないという事がありますが
今、紙箱のカタカタ鳴る音が頭の中でずっと鳴っています。
メロディだけじゃ無く、音もそうなんですね。
使ったタイプライターは、近所の古道具屋で見付けたイタリアのデザイナー・建築家の
マリオ・ベリーニによるもので、見かけも音も良かったです。
70%オフになっていて3,000円しませんでした。
紙箱に注目した理由は、箱状や筒状など、周りを囲う様な形状の物は、蓋の開閉で
カットオフフィルターの様な音の変化が楽しめるので。
南部鉄器の鉄瓶なども良い音がしますが、そちらはちょっと高いので買いませんが。
このまま曲制作のテンポを少し上げて、またライブなども出来るといいなと思っています。
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