新曲「鉄塔」
2022_05_29
4枚目へのアルバム制作は、まだスタートしたばかりですが
次はどうしようかと日々試行錯誤しています。
「黒電話」に続き、「鉄塔」という曲を作りました。
ホームセンターや中古工具屋で購入した部材が溜まったので
今までの制作方法を応用して、作ってみました。
①音源を選択し、鳴らし方を考える。
②1~2分の演奏を録音し、DAWの同じ時間軸上にトラックを並べて行く。
③トラック同士の音色の相性を見て、使うトラックを選択する。
④トラック同士の間合いのタイミングを切り貼りしながら合わせる。
⑤アレンジや展開を追加して、曲を広げて行く。
といったプロセスです。
スゴク変わった作り方だと思います。
「AUDIO ARCHITECTURE」的な全体設計図、数学的なアルゴリズムを設定していません。
自然で言うとイワシの群れ(衝突回避、整列、結合)とか、鳥のV字飛行(衝突回避、視界確認、
エネルギー節約)とか、「目的」や「回避」の様な条件の連続により、結果として
相互の関係性から形作られるものが出来ればと考えています。
何が出来るかわからないので、商業音楽の制作方法には不向きですが
表現するという意味では効率的で、思ってる事(自分の思考パターン)がそのまま形になります。
最初に、メガネレンチをカラカラ鳴らした音と、鉄ブラシを鳴らした音をエフェクトしたビリビリ電気音
みたいな音の組み合わせが面白いなと。
そこで「鉄塔の様なイメージにしよう」と思い付き、うっすら風の音を足したり、工具の音を追加したり。
無機質で流れを止めるようなピアノとベースアレンジも加え、何となく鉄塔を連想出来るかなと。
楽器でなく部材を音源にしていることに関しては、決して奇抜なことをやろうとしているのではなく
フィールドレコーディングに興味を持ったと同時に、徐々に興味が行ったという感じです。
環境音を音楽の様に感じてる人は多いと思いますが、環境を積極的に音に変えてる人は少ないと思います。
「使い古された凡庸な事をするのは野暮、でも新しい事をすると、皆どこがどう凄いのかわからない」と
言われていますが、「何かこれ変だな?」とその作品に何か引っかかるところがあればいいのかなと思います。
何だかわからない(けど惹かれる)ものを肯定して、解析するという面白味が
音楽鑑賞の醍醐味ではないでしょうか。
saegusa
4枚目へのアルバム制作は、まだスタートしたばかりですが
次はどうしようかと日々試行錯誤しています。
「黒電話」に続き、「鉄塔」という曲を作りました。
ホームセンターや中古工具屋で購入した部材が溜まったので
今までの制作方法を応用して、作ってみました。
①音源を選択し、鳴らし方を考える。
②1~2分の演奏を録音し、DAWの同じ時間軸上にトラックを並べて行く。
③トラック同士の音色の相性を見て、使うトラックを選択する。
④トラック同士の間合いのタイミングを切り貼りしながら合わせる。
⑤アレンジや展開を追加して、曲を広げて行く。
といったプロセスです。
スゴク変わった作り方だと思います。
「AUDIO ARCHITECTURE」的な全体設計図、数学的なアルゴリズムを設定していません。
自然で言うとイワシの群れ(衝突回避、整列、結合)とか、鳥のV字飛行(衝突回避、視界確認、
エネルギー節約)とか、「目的」や「回避」の様な条件の連続により、結果として
相互の関係性から形作られるものが出来ればと考えています。
何が出来るかわからないので、商業音楽の制作方法には不向きですが
表現するという意味では効率的で、思ってる事(自分の思考パターン)がそのまま形になります。
最初に、メガネレンチをカラカラ鳴らした音と、鉄ブラシを鳴らした音をエフェクトしたビリビリ電気音
みたいな音の組み合わせが面白いなと。
そこで「鉄塔の様なイメージにしよう」と思い付き、うっすら風の音を足したり、工具の音を追加したり。
無機質で流れを止めるようなピアノとベースアレンジも加え、何となく鉄塔を連想出来るかなと。
楽器でなく部材を音源にしていることに関しては、決して奇抜なことをやろうとしているのではなく
フィールドレコーディングに興味を持ったと同時に、徐々に興味が行ったという感じです。
環境音を音楽の様に感じてる人は多いと思いますが、環境を積極的に音に変えてる人は少ないと思います。
「使い古された凡庸な事をするのは野暮、でも新しい事をすると、皆どこがどう凄いのかわからない」と
言われていますが、「何かこれ変だな?」とその作品に何か引っかかるところがあればいいのかなと思います。
何だかわからない(けど惹かれる)ものを肯定して、解析するという面白味が
音楽鑑賞の醍醐味ではないでしょうか。
saegusa
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