新曲「ピアノ線」
2022_09_30
「ピアノ線」という曲を作りました。
その名の通り、木の板に釘を打ってピアノ線を2本張り
弾いたり、物を擦りつけたりして音を出したものです。
ピアノ線の録音トラックを重ねて行くうちに音がゴチャゴチャとして来たので
シンプルなシンセ音と合わせたり、エアーの音で間合いを取ったりして
その対比により作品としてまとめました。
エアーの音は、川崎の工場地帯で録音した音なのですが
工場地帯の音とは伝わらないかもしれません。
工場の巨大なファンを敷地外から録音したのですが、録れた音は普通でした。
その他、ピアノフレーズなども考えて合わせてみたのですが
イメージが散漫になるので、伝えたいトラックだけに絞って使用を止めました。
録音した使用トラックは、細切れにしズラしながら配置して行きます。
素材に比重を置いて、切り貼りの編集による制作は
以前からの僕の創作手法です。
部材の一つとして着目したピアノ線ですが、録音して行くうちに
ピアノ線をいじる音はどこかで聞いたことがある様な記憶が自分の中にありました。
「手を近づけると危ない」とか「細くもゴワゴワ堅い感じ」とか
ちょっと危険でゾクッとするイメージがありつつも
改めて音そのものを鑑賞してみると、特に嫌いな音でもないのかなと。
面白い音を使った面白い作品になったと思います。
Soundcloudでの試聴は、オーディオ圧縮によりキメの無い音になっていますが
いずれまたアルバムとしてまとめて良い音で発表するつもりです。
最近、雅楽や能楽囃子など日本の伝統音楽を好んで聴くことが多いのですが
「音の個性」「間合い」などが大きく音楽に影響していると思います。
自分も「音の個性」に関しては「素材の選択」「音の鳴らし方」「音の調整」など
「間合い」に関しては「時間を等分化せずグリッドを外し、タイムコード表示にして
時間を更新して行く」など、それらと同じ様な事が出来ないかと日々試みています。
まあ、もっと言えば今は8割方音楽じゃなくて、環境音を意識的に聴く様になってしまっていて。
当然「良いもの」も変化して行ってるので、それが素材・部材の着目に繋がり
作品にも表われて行ってると思います。
saegusa
「ピアノ線」という曲を作りました。
その名の通り、木の板に釘を打ってピアノ線を2本張り
弾いたり、物を擦りつけたりして音を出したものです。
ピアノ線の録音トラックを重ねて行くうちに音がゴチャゴチャとして来たので
シンプルなシンセ音と合わせたり、エアーの音で間合いを取ったりして
その対比により作品としてまとめました。
エアーの音は、川崎の工場地帯で録音した音なのですが
工場地帯の音とは伝わらないかもしれません。
工場の巨大なファンを敷地外から録音したのですが、録れた音は普通でした。
その他、ピアノフレーズなども考えて合わせてみたのですが
イメージが散漫になるので、伝えたいトラックだけに絞って使用を止めました。
録音した使用トラックは、細切れにしズラしながら配置して行きます。
素材に比重を置いて、切り貼りの編集による制作は
以前からの僕の創作手法です。
部材の一つとして着目したピアノ線ですが、録音して行くうちに
ピアノ線をいじる音はどこかで聞いたことがある様な記憶が自分の中にありました。
「手を近づけると危ない」とか「細くもゴワゴワ堅い感じ」とか
ちょっと危険でゾクッとするイメージがありつつも
改めて音そのものを鑑賞してみると、特に嫌いな音でもないのかなと。
面白い音を使った面白い作品になったと思います。
Soundcloudでの試聴は、オーディオ圧縮によりキメの無い音になっていますが
いずれまたアルバムとしてまとめて良い音で発表するつもりです。
最近、雅楽や能楽囃子など日本の伝統音楽を好んで聴くことが多いのですが
「音の個性」「間合い」などが大きく音楽に影響していると思います。
自分も「音の個性」に関しては「素材の選択」「音の鳴らし方」「音の調整」など
「間合い」に関しては「時間を等分化せずグリッドを外し、タイムコード表示にして
時間を更新して行く」など、それらと同じ様な事が出来ないかと日々試みています。
まあ、もっと言えば今は8割方音楽じゃなくて、環境音を意識的に聴く様になってしまっていて。
当然「良いもの」も変化して行ってるので、それが素材・部材の着目に繋がり
作品にも表われて行ってると思います。
saegusa
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