新曲「遊び詩」
2023_08_17
白亜紀ヴィジョンさんとのコラボ曲で「遊び詩」という曲を作りました。
白亜紀さんとは3回目の共作ですが、メロディがあると環境音には強すぎるので
やはりポエトリーリーディングが良いとの判断になりました。
最初に作った「sheen」もポエトリーリーディングだったのですが
単調にならない工夫として、アイデアが少し似てしまった部分もあるかもしれません。
ですが、新たなアイデアもあって、詩の持つ情景や響きの面白さに加え
録音方法のバリエーションも足してみました。
明るい声の感じで、暗い声の感じで、ひそひそ話での朗読を録った後に
拡声器を使ってみたり、ボール紙の筒越しに録音してみたり
アコースティックギターの穴に口を近付けて録音してみたりと。
エフェクター加工とは、やはり違いが出ます。
バックトラックの方は、後から作って行ったのですが
物を楽器と見立てて演奏しないこと、明確な音階が出る物を避けるなど
環境音が朗読と何となく同期している(整理しすぎない)感じを意識しました。
どちらかというと、朗読に合わせたサウンドデザインという感じです。
シンセの音も加えず、エフェクトも最小限に素材の音を活かしました。
西洋音楽は和声の合わさったハーモニーを重視し、日本の伝統音楽は
音そのものの一本勝負みたいなところがあると思います。
僕も一つ一つの音の持つ面白さを磨くみたいな感じを意識しています。
何となくはリズムがあるのですが、はっきりした物では無いというのも
日本の伝統音楽に共感する部分です。(系譜はしてませんが)
なのでビートという入れ物の枠の中にリリックを詰め込んで行く感じでは無く
「間」でリリックを繋いで行く、時間を継ぎ足して行く感じです。
詩に関して僕が出した注文は、「一行目を短く、二行目を長く」の
二行の詩の連続で「一行目をゆっくり、二行目を速く読む」というもの。
基本のリズム感をそこで作って「単調にならない様に
時々2、3文字の単語を挟んで下さい」とも注文。
編集で更に、基本リズムからこぼれる様に変調さを調整しました。
内容については、「響きが面白いものを」と。
すると、擬音なども織り交ぜた、フワッと面白い絵が浮かぶ感じの詩を
用意して貰えました。
構成は、ワックスペーパーのパートから始まり、アンティークハンドミキサーと
風船の空気の抜ける音のパート、ガラスとレンガのパート
ブリキケースのパート、最後はワックスペーパーと膨らませた風船のパートです。
詩との関連性はあまりありませんが、空想的な詩の内容と
実体感のあるダイレクトな「モノ」の音を組み合わせたみたいな。
一見地味な仕上がりですが、自分の曲の中では相当疲れました。
終わらないんじゃないかと思ったのですが、なんとか仕上げました。
アルバムでまとめる時に、また少し手直しを加えると思いますが
方向性に良いバリエーションが出たのではと思います。
saegusa

白亜紀ヴィジョンさんとのコラボ曲で「遊び詩」という曲を作りました。
白亜紀さんとは3回目の共作ですが、メロディがあると環境音には強すぎるので
やはりポエトリーリーディングが良いとの判断になりました。
最初に作った「sheen」もポエトリーリーディングだったのですが
単調にならない工夫として、アイデアが少し似てしまった部分もあるかもしれません。
ですが、新たなアイデアもあって、詩の持つ情景や響きの面白さに加え
録音方法のバリエーションも足してみました。
明るい声の感じで、暗い声の感じで、ひそひそ話での朗読を録った後に
拡声器を使ってみたり、ボール紙の筒越しに録音してみたり
アコースティックギターの穴に口を近付けて録音してみたりと。
エフェクター加工とは、やはり違いが出ます。
バックトラックの方は、後から作って行ったのですが
物を楽器と見立てて演奏しないこと、明確な音階が出る物を避けるなど
環境音が朗読と何となく同期している(整理しすぎない)感じを意識しました。
どちらかというと、朗読に合わせたサウンドデザインという感じです。
シンセの音も加えず、エフェクトも最小限に素材の音を活かしました。
西洋音楽は和声の合わさったハーモニーを重視し、日本の伝統音楽は
音そのものの一本勝負みたいなところがあると思います。
僕も一つ一つの音の持つ面白さを磨くみたいな感じを意識しています。
何となくはリズムがあるのですが、はっきりした物では無いというのも
日本の伝統音楽に共感する部分です。(系譜はしてませんが)
なのでビートという入れ物の枠の中にリリックを詰め込んで行く感じでは無く
「間」でリリックを繋いで行く、時間を継ぎ足して行く感じです。
詩に関して僕が出した注文は、「一行目を短く、二行目を長く」の
二行の詩の連続で「一行目をゆっくり、二行目を速く読む」というもの。
基本のリズム感をそこで作って「単調にならない様に
時々2、3文字の単語を挟んで下さい」とも注文。
編集で更に、基本リズムからこぼれる様に変調さを調整しました。
内容については、「響きが面白いものを」と。
すると、擬音なども織り交ぜた、フワッと面白い絵が浮かぶ感じの詩を
用意して貰えました。
構成は、ワックスペーパーのパートから始まり、アンティークハンドミキサーと
風船の空気の抜ける音のパート、ガラスとレンガのパート
ブリキケースのパート、最後はワックスペーパーと膨らませた風船のパートです。
詩との関連性はあまりありませんが、空想的な詩の内容と
実体感のあるダイレクトな「モノ」の音を組み合わせたみたいな。
一見地味な仕上がりですが、自分の曲の中では相当疲れました。
終わらないんじゃないかと思ったのですが、なんとか仕上げました。
アルバムでまとめる時に、また少し手直しを加えると思いますが
方向性に良いバリエーションが出たのではと思います。
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